思いあがるな、俺! 世界はひろい。
大昔のことですが、
エレクトリック ギター禁止の中学校から、
エレクトリック ギターokの高校に進学して、
エレクトリック ギターを手にした途端の3ヶ月もしたら、
気分は世界をまたに掛けるロッケンローラーですよ。
その前は、世界のホームラン王気分でしたけどね。
そして調子に乗った瞬間から
現実に気がつき始めるわけです。
だいたいみなさんそんな感じだったのではないでしょうか?
命懸けで学習して、検証して、練習し続けられる
プロフェッショナルになる様なタイプの一握の人達とは別の道ですが、
素人は素人で、素人の自覚が芽生えつつゆっくりと成長するものだと思います。
音楽が嫌いな人って珍しい。
大抵の人達は、音楽が大好き。
歌ったり、奏でたりし続けられる人達は、幸せです。
大人になって、
Jazz Sessionに参加してみる。
Blues Session に参加してみる。
Salsa 系のDescargaに参加してみる。
PagodeのPartyに参加してみる。
沖縄音楽のSession に参加してみる。
無限にある組合せの世界。
演奏面だけではなく、【音】の部分からして無限の組み合わせ。
お店さんによって意向は様々。
仕切ってくれるリーダーさんによっても様々。
部屋の音も様々。
機材も様々。
使い方の意向も様々。
例えば、ありがちなひとつとして、
レコードやCDみたいにリヴァーブ、ディレイじゃぶじゃぶを当然と思う人も居れば、
ライブなんだからスッピンじゃないと意味がない。という人も居る。
でも、そもそもその前に単純に根本的な難しさがある。
ドラム、コントラバス、ギター、バンジョー、アコーディオン、ヴァイオリン、フルート、クラリネット、トランペットという編成があった時、生音のバランスは既に完璧だったりする。
だけど、マイクロフォンで拾ってそのままの音とバランスで増幅するのは難しい。
どうしても、アンプで増幅したならではの音になってしまう。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス生音で完璧なアンサンブルをマイクロフォンで拾って増幅するのは本当に大変。
iPhoneひとつで拾った音に簡単に負けちゃいかねない。
酷い経験が沢山あります。
とある音楽教室の発表会。
会場は、自治体の視聴覚ホール。
お手伝いをしに行ったのですが、
お子さんのピアノの発表がメインながら、
高校生や大人達のバンドの発表もあるとのことで、
音響オペレーターさんが呼ばれてた。
ただし、地元の電気屋さん。
リハーサル。
何故か、お子さん達のピアノの音も拾ってる。
『どぉ〜だ!武道館ライブの音がするだろう!』とドヤ顔されてしまった。
電気屋さんは、お子さん達の発表会もマイクロフォンで拾うものだと思い込んでいた。
主催者が、『ピアノの発表会コーナーは生音でお願いします。』と伝えると、
電気屋さんは拗ねてしまった。
宥めるのが、とても面倒くさかった。
しかし、、、武道館ライブってどれほど偏っているのだろう。
とあるLive飲食店。
『プロのエンジニア相手では全く意思疎通ができないから、お前来てくれ。
とりあえず、下見の機会を設定したから。』
『そんなの嫌だよ。』って言ったものの、
そ〜ゆ〜ケース、まぁ、まぁ、あるよなぁ〜。と様子をみに行った。
まぁ〜、とんでもなく特殊。
Lowが全くと言うほど出ないのだ。
スピーカーそのものは、贅沢に3系統。
ただし、全て天釣り。配線も壁の中で見えない。
デジタルミキサーの後にスピーカープロセッサーが接続されてロックされている。
お手上げ。
下見をしたその日の演目は、ギター2本で歌うデュオ。
紛れもなくプロの方々で巧い。
音響オペレーターさんを連れてきていた。
その音響オペレーターさんも、
『どぉやってもLowが出ない。お手上げ。』と仰ってたが、
残響で合せ鏡の様な遠近感を作り出してて、
『こんな効果が必要か?』とも思ったが、
『こんなことができるのか?スゲェな!』とも思った。
ある方が教えてくださったところによると、
音の聴こえ方は、人それぞれとのこと。
耳の構造の差や
環境、習慣、年齢、訓練等によって異なるのだとのこと。
そうでしょう。
音楽も、映画や小説と同様に
大方の人々が似通った感想を持つように作られている。
なので、ベーシックな おおまかな ある程度の正解はある。
いくつもの正解もある。
聴いて楽しむ分には、必要の無い知識。
その正解を分析することも、口で表現して共有するようなことは、とてつもなく難しい。
私の場合、
私の大好きなギタリストの中でも
ウェス・モンゴメリー、
BB King
エディ ヴァン ヘイレン
プリンスといった人達の音は
同じ傾向の似通った音に聴こえる。
こんなことを言えば、
『わかる!』と言ってくれる人達も居れば、
『こいつ、なにを言ってるんだ?』という人達も居る。
着眼は無限にあるもの。
そうゆうもの。
優れたプロフェッショナルのプレイヤーさん方でも、
わりと無頓着に素晴らしい音色を得ている方もいらっしゃれば、
とんでもない試行錯誤をされている方もいらっしゃる。
音楽の【音】の正解に辿り着くのは容易ではなく、
ある面の正解に至った!と思っても
なにかが的外れだったり、なにかを思い違いしてたり、なにかを見落としてたりするもの。
興味の無い方には、
『そんな面倒くさいの?』
『そんな聴き方して面白くないんじゃない?』
ってことになるのでしょうが、
いや、これがまた、面白いですし、
習慣なので面倒臭くもなんともない。
なにも考えず、なにも手を掛けずデカい音出して、
あれ?コレでイイじゃん!って時もあるし、
あれこれ、いじりまくってわけがわからなくなって、
全て元に戻して、あれ?この方がイイじゃん!って時もある。
日本アマチュア世界では、出所の怪しげな通説に多くの方々が惑わされちゃってることも多い。メーカーさんの商品コピーが誇大解釈されて突っ走って何十年も勘違いされ続けているようなことも多い。
それが、さて、これをどう説明しようか?
なんて局面に繋がってしまうことも大迷惑なことに結構ある。
昨日の正解が今日の正解とならないケースもある。ある。ある。
気温や湿度、機材の機嫌によっても音は変わる。
思い込みを捨てて、その場、その場で耳で聴いて判断。
意識して着眼を変えて耳で聴いて判断。
自分が、演奏者立場の時、
音響オペレーター立場の時、
自分では手に負えない修理をリペアマンさんにお願いする時、
ケーブルの組み立てを依頼される時、
関わる方々は、『ご希望通りに。』『お任せします。』と仰ってくださるが、
関わる方々は、強い意向をお持ちになられている。
私の知らない正解も握っている。
これがまた面白い!
みんな熱いから♪
わたしが、【雑談カントク】に書くようなことは、そんなにまで本格的な分野にまで踏み込むことはないし、わたしの能力や知識がそこまでなく、あくまでもアマチュアレベルの内容なんですが、それでも、『いやいや、プロになるわけじゃないし、なにもそこまで。』という迷惑や余計なお世話と受け止められてしまう場合も考えられるし、わたしが改めて検証するまでもなく当然と思っていることが間違っていたり・ズレたり・合わなかったりする場合もあり得る。
いろいろと、調べてみたり、人に尋ねてみたり、夢中になって検証してみたりする中で、なにかに気がついて『うわっ!? やべぇ!! オレ、天才なんじゃね!?』って叫ぶときも やっぱあるし、気がついたことにしばらくの間 夢中になってそればっかり考えているようなこともある。 まぁ、所詮わからない事ばっかりですよ。
『あっしには、かかわりあいのねぇことでござんす。』と軽く受け流してくだせぇ♪
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