ギターの陰干し。
これ、以前住んでた家。その頃の写真です。
家が変わった形をしてた&狭かった。
ギターをケースに仕舞って置いておくスペースが無かった。
この為、致し方なく、ギターハンガーを壁に打って、古いギターはこの様に吊り下げておりました。
ホームセンターで板を買ってきて、壁に木ネジでキメる。
K&Mのギターハンガーを取り付ける。
K&M ギターハンガー Amazonさんのリンク
これ、ギターを弾きたいときにすぐ弾ける。
ギターを美しく飾れる。
っていうか、、、
楽器屋さんみたいにギターを壁に飾ってみたいですよね。
そうゆう魅力がある♪
でも、できれば、陰干しは、やめましょう!!
これは、陰干しです。
乾燥したシーズンはもってのほか!!
高温多湿の夏季であっても 陰干しをしている状態。
乾燥が進みます。
極端な例として、
この後この写真真ん中のクラシックギターは、
夜中に爆音とともにブリッジが剥がれました。
そして、これら全てのギターのネックは、順ぞりが進みました。
みんな古いギターでしたので、もうそんなに乾燥は進まないかな?
と思ってたのですが、甘かった。
アコースティック ギター類は、表版の歪みも進んだと思われます。
楽器店さんでは、まず間違いなく強力な空調が働いてる。
新しい楽器を販売している。
お客さんに見ていただかなければ話しにならない。
という状況下でギターハンガーに吊り下げて展示しますが、あれは本当に過酷。
加湿器などでの対策がこれでもか!! となされています。
それでも、二日で順ぞりします。
フレットが指板から飛び出ます。
加湿器は、これでもか!! とフル稼働。
ネックのソリをロッドで調整。
飛び出したフレットのバリを削りながら販売しています。
高級アコースティックギターの表版なんて、あっという間にお手上げ状態になったりもします。
あれは、本当に過酷なものです。
店舗さんほどではないにしても、
自宅でもできれば陰干しはやめておいた方が無難です。
ギターは、吊るしておくとネックの順ぞりがすすみます。
ネックがちょっと反ったくらいで止まればまだよいのですが、フレットが飛び出すことによってバインディングが割れたり、指板やインレイが割れたり、塗装が割れたり、ボディとネックのジョイントが狂ったりしたら嫌ですよね。
ギターは、弾き終わったらちゃんと拭いてケースにしまいましょう。
【磨く】ではなく、【拭く】です。
ギターは、木と金属でつくられています。
製造の前工程で木材は充分に乾燥させられてつくられていますが、乾燥は永遠に進み続けるので必ず狂います。その乾燥の進行を急激に進めない様に扱うことが大切です。
ちょっと乾燥して、ちょっと順ぞりした程度であれば、ケースにしまっておくことで順ぞりが戻るようなこともあります。
一応、つけ加えますが、、、
ギターハンガーにギターを吊るすと、ボディの重量でネックは反らないような気がしますが、全くの逆効果です。弦を張ったままなら大丈夫だろ?も無意味です。干すと洗濯物が乾くように、吊るすとギターのネックは指板側から乾燥して順反りします。
昔は良く見掛けた光景なのですが、お友達のお兄さんが買ったギター。即、挫折してそのまま壁に掛けたまんま放置。ネックが極端に順ぞりして12フレットの弦高が1cmを超えちゃう。修理不可能。
ギターの陰干しは、極力避けて、可能な限りケースにしまいましょう。
以下は、余談♪
↑これは、冗談です。絶対にダメ!!
室内であっても、直射日光があたる場所にギターを吊るされてる方いらっしゃいますが、それも絶対にやめましょう。トップ板が日に焼ける程度ならまだしも、乾燥状態が進めばギターは、狂います。アコースティックギターであれば、致命的に狂うことも考えられます。
繰り返しになりますが、
ギタースタンドに対して、ネックを吊るすギターハンガーの方が、
イメージと逆に乾燥による順ぞりが進んでしまう傾向にあります。
吊るすギターハンガーの方が、
ボディーの自重でネック反らなそうなイメージがあるのですが、
ギタースタンドで床に近いところに置いてあるより、
ギターハンガーで空中にある方が乾燥の影響を受けやすいということかと思われます。
ギタースタンド、わたしはこのタイプが好きです。
何年か前に阿佐ヶ谷の Last Guitar さんで購入して愛用してます。
この形状で、しかもこの様に土台部分がスライドするので、
アコースティック ギター、ソリッドボディのエレクトリックギター問わず使えます。
安定感も悪くありません。
しかも!
この様に折りたためる!
これ、アルミで軽い!
LIVEでもStudioでも結構持ち歩いています。
アルミ製 ギタースタンド Amazonさんのリンク
ただ!誤解なきようにお願いします。
ギターハンガー、頻繁に弾くのであれば、やっぱり便利。
ギターの修理調整もできるような作業台をお持ちなのであれば、
或いは、練習部屋でちょっと間置いておくために便利で安全です。
K&M ギターハンガー Anazonさんのリンク
さらに余談↓
これは、酷い。ギターの日干し。
何年か前の台風で
千葉の実家の倉庫の屋根が吹き飛ばされてしまい、
高校時代に使っていたギター達が
びしょ濡れ、ドロドロ、指板やバインディングは割れ割れ。
高校時代にいじったギター。
時代を感じさせるパーツが載ってます。
★次回は♪
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プラグをティッシュで拭く。
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