BELDEN 88760 LOVE !!
BELDEN 88760 LOVE !!
BELDENさんは、
わたしも良く知りませんが、アメリカ合衆国の超大手 電線屋さん。
様々な産業用ケーブルなどを扱うメーカーさん。
様々過ぎてよくわかりません。
よくわかりませんが、
楽器、特にギターやベースを弾くものにとって、AUDIOファンにとっては、
AUDIO Cable , Microphone Cable , 楽器用Cable , Speaker Cableの世界的メーカーさん。
30~40年くらい前までは、知る人ぞ知る存在。
AUDIOファンの方々だけが買う高価なスピーカーケーブルのメーカーさん。
といった印象だった。
昔は、BELDENも、swithcraftも、Neutrikも、
おおおおおおおおおおおおおおお!! コレかぁ~!!
という憧れのパーツだった。
その後、我が国が世界に誇るCANAREさんやmogamiさんのケーブルと比較して、
価格的にもそんなにまで変わらない身近な存在になっていた。
※今の円安で、これらの輸入ブランドのケーブルやコネクターは、
数年前の1.5~2倍の価格にまたなってますけどね。
で!! 一世を風靡したのが、BELDEN 8412 という2芯のマイクロフォンケーブル。
マイクロフォンケーブルといっても、
我々が使い慣れている世界的な超定番、
練習スタジオ、LIVE HOUSEでも超定番、
プロフェッショナルのレコーディング、ライヴ、放送、報道でも超定番、
CANAREさんのL-4E6S とは全然違う。
↑これは、CANARE L-4E6S
BELDEN 8412は、
重い。
ちょっと硬い。
材質がざらざらぬめぬめ。
「アメリカ人は、こんな重たい&取り回しの悪いケーブル引きずって歌うのかなぁ~?
やっぱ体力あるんだなぁ~。」くらいの感想を持ってしまう。
このBELDEN 8412 という2芯のマイクロフォンケーブル、
一世を風靡したというのは、
マイクロフォンケーブルとしてではなく、
GUITAR , BASS 用のCABLEとして、AUDIO用のCABLEとして大定番化したのです。
今もなお大定番!!
なぜならば!!
まず、Guitar Cableとして、
・往年の欧米のギタリスト達がみなBELDEN8412を使っていたとされるから。
みな!! ってことは ないにしても 本当のことでしょう。
・日本のプロミュージシャンの方々にも定番。
・アメリカの音がする。まじで。
国産のエフェクターと米国メーカーのエフェクターの音の差。あれに近い。
・ドンシャリ。派手なカッコイイ音がする。
audio cableとして、
・やっぱりドンシャリな印象。低域がふくよか。
・高域はキラッ♪
・だからといって、重要な中域が足りなくは感じない。
・ゴージャスで情報量豊かな音がする。
みなさん騙されないで!!
惑わされないで!!
マイクロフォンケーブルは、ヴォーカルマイクロフォンだけに使用するわけではない。
超高域~超低域までフラットに信号が通るべきですよね?
だとしたら、AUDIO用CABLEに向くのは解る。
対して、Guitarや、Bassは音域の狭い楽器。
特に、エレクトリック ギターとエレクトリック ベースは、音域も近い。
ギターがベースの領域を侵すのは無しですよね?
ベースがギターの音域を侵すのは無しですよね?
それぞれ持ち場をわきまえてくれないと、それこそまずヴォーカルが困る。
2芯、4芯のCableは低域膨らんじゃうんだから、
ハイインピーダンスの楽器用1芯Cableを使いなさいよ!!
それこそ、メーカーさんによっては、
Cableのパッケージに書いてある。
不要な低域を通さずGuitarに最適!!
ベースの低域に特化したCable!! とか、
いやいやいや、、、
欧米の往年のプレイヤー達は、音域の広いBELDEN8412を使ってる。
日本のトッププロギタリストさん達だって、
ギター⇒エフェクター⇒アンプ、その他の各種ケーブルに至っても
全てBELDEN 8412 とゆう方もいらっしゃる。
何故だ???
誰だ?嘘をついてるのは?
実は、、、
この辺の理屈、知っておけば参考になる。
参考にはなるけど、断定的に受け止めてしまってはいけない。
実際には、アンサンブルの中で持ち場に合ったカッコイイ音がすればいい。
例えば、バンドを組むことになった。
SOLDANO SLO-100とGibson Les Paul を買ってきた。
ヴォーカルは、ロバート・プラントさんでも呼ぶつもりなのでしょうか?
Vintage のMarshall 100W amp.とストラトキャスターを買ってきた。
なかなか辛いものがある。
ハイ落ちするカールコード使って、音痩せするタイプのOver Driveとか使って、アッテネーター使ってとか考えなければならない。かもしれない。
基本、Guitarは、Amp直がイイ音がする。
なにか足せば、必ずデメリットが生じる。
小規模の現場で、Amp.直で快適に使えるAmpもあるが、
それでもなにか考えなければならないかもしれないし、テクニックも必要。
楽器本体からケーブルまで、知識のうえでの良し悪しで簡単に判断してもそのままではなかなかうまくいかない。
プロフェッショナルの方々の場合には、全力の大音量&最高の音で録音しておいて、
あとはエンジニアさんが上手に仕上げてくださる。という場合もあると思う。
我々の場合は、そうはいかない。
使う状況に合わせて、足して、引いて、足して&引いても必要。
面倒臭いから、あるものでイイよ。も正解。
アンサンブルの中で、効果的だね♪かっこいいね♪
というところの満足に至ればOK!!
さて、わたし、さも当然そうに変なこと言いました。
「2芯、4芯のCableは低域膨らんじゃうんだから、」
これ、わたしそう思ってます。でも自信ない。
そもそも、なにに対して膨らむ?
【フラット】ってなんだ?
【雑談カントク】ところで、フラットってなんだ?問題。
ほらっ!!
みなさん騙されないで!!
惑わされないで!!
BELDEN 8412、みなさん仰る。『ドンシャリだ。』って。
Cableのせいでなにか劣化することがあっても、
Cableのせいで低音が膨らんだりするものなのか?
そんなことあるか?
あるのかもしれない。
ケーブルの材質と構造で低音が膨らむということがあるのかもしれない。
加えて、2芯、4芯のCableで2極のアンバランスケーブルを組むとその傾向が強くなる気がしている。
ところで、『ドンシャリ』の何が悪い?
・欧米の高級AUDIO機器の音は、ドンシャリ傾向である。
・欧米のPA機器の音は、ドンシャリ傾向にある。
・LIVE EVENTの音ドンシャリですよね。
・LUVE HOUSEの音ドンシャリですよね。
・録音物は、体積の50%が低音でなければ心地よく聴こえないとも言われている。
・ダンスミュージック ドンシャリでなければ意味がない。
良い音とされる音、心地よく聴こえる音の見本がドンシャリ傾向にあることが多い。
※バンドアンサンブルの中で全ての個々がドンシャリでは困る。
HiとLowを削ってMidを強調傾向にして、
ヴォーカルを良く聴こえるようにする。ギターを良く聴こえるようにする。
音楽の再生機器をそのようにセッティングされる方もいるが、それはそれで正解。
ただ、SALSA BANDでも、BIG BANDでもオーケストラでも
沢山の楽器が存在する大所帯のバンドの音を全て聴き取ろうとするなら、
ドンシャリ傾向の方が聴きやすくなる。
『高域から低域までフラットに再現する』という表現がある。
ほんとか?
電気屋さんで、私にも手が届くお手頃価格帯のAUDIO装置のキャッチコピーにもそう書いてあったりするが、試聴してみると疑似ドンシャリだったりする。
『高域から低域までフラットに再現する』本当にそうゆう目的の製品やジャンルやアイテムがある。あるけど、お手頃価格帯の楽器・AUDIO周辺機器のこの表現には眉唾が多い。
さて、ここまで長かったけど、これは前振り😂
今日の話題は、BELDEN 88760 LOVE !!
私は、BELDEN 88760が大好き!!
『これ、すげぇ!!』と一番驚いた時のエピソードです。
以前、東京のど真ん中、外国人の方も多い富裕層の街と呼ばれる商店街で毎年定期的に屋外LIVEを行っていた。

演奏と演奏の間にSALSA系の音楽を流す必要があった。
SALSA CLUBでの演奏なら、お店の方やDJの方がDJ TimeとしてSALSA流してくれるけど、
商店街ではそうはいかない。自分で流す。
これ、そのころ使ってた携帯音楽プレイヤー ⇒ mixer用のCable そのもの。
左は、mogami 2534。 右はBELDEN 8412。
最初の何回かは、mogami 2534を使っていたのですが、
そのうち、『 やっぱSALSAだし、ダンスミュージックだし、EQでboostするのではなく、アメリカっぽい、もっと海外っぽい音にしたいな。』と思って、BELDEN 8412に変更してみた。
正解!! 低音がブーミーに、重低音も聴こえてくる感じ。
それでもLOWをEQで少しBoostして使ってた。
が、そのうちLowのBoost加減がわからなくなってしまった。
屋外で爆音だから気がついたと思うのですが、
『 このコントロールの効かないぼやけた低音はなんなんだ!! 』
で、BELDEN 88760 に変更!!
これ、当時組立てた BELDEN 88760 そのもの。私物。
大正解!!
80hz以下の音ちゃんと出てる。
30hz~50hz 感じる!!
80~100hz 輪郭ぼやけない。
低音にスピード感さえ感じる!!
mixer EQの LOW boost が心地よくハマる!!
全然違うじゃん!!
屋外で爆音だから、はっきりと気がつけたと思います。
以後、自宅の音楽再生装置周辺と、LIVE用持ち出し機材のmixer周辺は、
全部BELDEN88760に変更しました。
また、この判断が、後々のmogami 2534の見直しにも繋がりました。
AUDIOファンの方々にも大定番、自慢の音響設備を持つ音楽飲食店さんで見掛ける大定番のAUDIO CABLEという印象が強いケーブルで、あまりPA周りで使われていることを見たことがなかったのですが、、、
もうひとつ、【驚きの気付き事件】が発生しました。
これも随分と前のことですが、
ある時、高校時代の先輩で、プロのミュージシャンであり、大手レコード会社の技術者さんでもある方の自宅スタジオに遊びに行った時、チラりと見えた赤いケーブル。
『あ、やっぱBELDEN 88760も使うのねぇ。』なんて言ったら、その回答は、
・ケーブル全部88760に交換しちゃいたい!!
・こんな価格でこんなに優れたケーブルこれだけだよ!!
・オルガンにも使ってる。
『えっ!? HAMOND B-3にも使ってるの!?!?!?』
『えっ!? 楽器にも使えんのぉ!?!?!?』
(※現在は、楽器にBELDEN 88760を使用する方も増えているようです。)
それから、検証!! 検証!! 検証!!
結果、私のエフェクトボードのパッチケーブルは、BELDEN88760になりました。
ちなみに、コレが検証用に組立てたケーブルのひとつ。私物。
今、このケーブルは、以下の時に使ってます。
・家でBASSを弾く時、
・家でGuitar、Bassなどを録音する時、
・本気で映画を観る時 mixer のAUXからBass Ampに接続してサブウーハー代わりに、
・LIVEで、エフェクターボードからアンプまでのケーブルに使う時もあります。
わたし、BELDEN 88760 に惚れ込んできた過程の中で、
mogami 2534の魅力を再認識し、BELDEN 8412を疑わしく思うようになりました。
BASSの方の需要が多い BELDEN 8428もそうですが、
LOWが膨らむ傾向のケーブルってどうなのよ!! って疑問。
ダメなんじゃね!? !? !? って疑問で悩んでます。
結論は出てません。
断定的な判断を求めたがる方、簡単な結論を求める方からは、
『 おいおい、お前なにを言ってるんだ!? なにが言いたいんだ!? 』
と言われそうな発言をします。
わたし、実際のLIVEでは、ワイヤレスを使ってます。
エレクトリックギターでも、アコースティックギターでも。
便利だし、楽だし、音良いし(ハイインピーならではの音はしない。)、踊れるし、お客さん煽れるし、そのままバーカウンターに行けるし。
それでも、なにかの事情や気分でケーブルを使う時があります。
ケーブルは、
mogami 2524
mogami 2534
BELDEN 8412 を持っていきます。
特にアコースティックギターの時は、ベースが居ない編成の時もありますし、
エレキにしてもアコにしても現場の音もアンサンブルの音も違います。
ベースが、前回とは違う機種で弾く時もあります。
現場で試してみて、「あ♪今日はコレにしよう♪」って決めてます。
「あ♪やっぱBELDEN 8412の音カッコイイなぁ♪」って使う時もあります。
そのあたりの感覚♪
ギター弾きの方、ベース弾きの方、
ご共感いただけるのではないでしょうか?
BELDEN 88760 LOVE!!
商売的なことを申し上げますと、
ギター弾きの方、ベース弾きの方、PA周りのことがお好きな方、
Audioファンの方々は、それぞれのご判断で探求されるかと思うのですが、
音楽が好きで、ご自宅に音楽再生装置をお持ちながら、ケーブルはサービスケーブルそのままと言う方。
DJの方、配信をなさる方、ご気分が向きましたら是非試してみてください。
個人差はありますけど、結構驚いていただけるはずです。
LIEB Instruments & Audio Cables でも売ってます♪
LIEB Instruments & Audio Cables HP

一般的なAUDIO CABLE【 RCA PIN ⇔RCA PIN 】
PC、タブレット、スマホ ⇒ AUDIO機器
音の輪郭がハッキリした!!
低音が聴こえる!!
低音の輪郭がハッキリした!!
音が良く聴こえるようになった!!
踊りやすくなった!!
等のご感想をいただけたら、最高!!
★次回は♪
ケーブル屋さんの私が、ワイヤレスを使う理由🤣
★前回の記事へ⇒
LIEB Instruments & Audio CablesのHPつくりました!!
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