実用CABLE 人気ランキング (不完全版) ①自宅機器編


実用CABLE 人気ランキング (不完全版) ①自宅機器編


★ まえおき

楽器用、音響用ケーブルの品番による個性の比較、
例えば5本並べて比較するなんてことは、これまで ほぼ してきませんでした。

だって、わざわざそんな面倒な比較なんてするわけがない。

自分が楽器や機材を弾く時、使う時、
仲間や家族が弾く時、使う時、
楽器や機材を試してもらう時、買ってもらう時、
2〜3本の比較なら自然にしてきちゃってた。


それから、お客さんからご指定の品番のご注文もらう時に お客さんから その評価も言葉で聞いて 答え合わせなんかしちゃったりなんかしてちゃたりしてぇ(広川太一郎風)

それでもどうしても気になったら、2~3本の比較は当然してきましたけどね。
そうした いろんな積み重ねで、それぞれの品番のイメージはついちゃってた。



ですが昨年、ケーブル販売の仕事をおおやけにしてから、ちゃんと確認するためにもギターケーブル7本を弾き比べて【雑談カントク】に記事を書いた。

【雑談カントク】Guitar Cable 7本+1本 渾身の弾き比べ!!


それこそ、ずっと気にはなってたものの試せてなかったCANARE GS-6とNeutrik NP2X-B
の組合せ比較はしてなかったという ど真ん中見逃し三振アウトもあったわけです。

そしたら、誠に有り難いことにあっという間の大反響!!

さらには、ケーブルに係る情報がこれまで以上にどんどん集まってくる様になり、わたしとしても もう少しの考察と確認が進みました。


★ そこで♪
実際にはランキングではないですし、不完全ですが、
下記各種についてランキング風に今回から何回かにわけて共有させていただきます♪

① 自宅機器(PA,DJ,DAW,DTM,AUDIO機器周辺)ケーブル
② エレアコ、エレガット・ケーブル
③ エレクトリック・ギター・ケーブル
④ ベース・ケーブル
⑤ キーボードケーブル
⑥ その他

情報の出所、検証方法など確かな内容が膨らんでますので、こうご期待♪



★ まずは!第一回!! ① 自宅機器♪

自宅機器ってなんじゃらほい?

普通は、自宅機器と言えばオーディオ機器をさすと思いますが、わたしのところには、オーディオマニアさんの世界のオーディオ情報は集まりません。

わたしのところには、ミュージシャンの方々が、自宅で音楽制作する。作業する。練習する。聴く。といった際にお使いになる機器の情報が集まります。

舶来の高級オーディオ機器や、昔ながらのステレオではなく、
ご自宅のミキサー周りの接続、インターフェイス・ミキサー周りの機器、
プラスして、個人持ちPA機器、DJ機器、配信機器を含めた自宅機器をイメージしています。


☆ 早速、今回のエントリー選手のご紹介です。

・CANARE L-4E6S マイクロフォン・ケーブル選手
・BELDEN 8412 マイクロフォン・ケーブル選手
・mogami 2534 マイクロフォン・ケーブル選手
・BELDEN 88760 オーディオ・ケーブル選手
・招待選手として mogami 2893 マイクロフォン・ケーブル選手


☆まず、予備知識。

この分野の定番って、以前は、圧倒的にCANARE L-4E6Sだったはずです。
少なくても1980~1990年代 日本のレコーディング スタジオには、このCANARE L-4E6Sが張り巡らされていたはずです。あのゴージャスな'80~'90年代サウンドは、このケーブルで録音されていたはず。今でも音響屋さんが引っぱってる多くのCABLEは、L-4E6S。
良くないはずないのが、L-4E6S。
このL-4E6Sに対して、やっぱアメリカの音がするよねぇ♪というのがBELDEN 8412。
オーディオマニアさんの間でも長く定番として愛用されてきました。
こっちの方がもしかして良くね?というのが、mogami 2534。
本来のオーディオ用ケーブルがBELDEN 88760です。


※BELDEN 88760 だけ、他とちょっと異なります。
ギター・マイク ケーブルの様なシールド構造ではなく硬いケーブルです。





☆ここで、わたしが引っ掛かった経験を告白します。

まず、CANARE L-4E6Sは、もともとあったもの。使ってたもの。
レコーディングスタジオでも放送局でも大定番とされていましたが、
高校生でも普通に使ってたケーブルです。

ですので、最初 わたしはそこをスっ飛ばして、
mogami 2534 と、BELDEN 8412 の2本の比較をしました。
BELDEN 8412 イイねぇ♪   と判断しました。
派手な8412に対して、2534はおとなしい 特徴の薄い品に感じたのです。

その後、
BELDEN 8412 とBELDEN 88760 の2本の比較をしました。
BELDEN 88760 イイねぇ♪ と判断しました。
ブーミーな8412に対して、88760にはスピード感と コントロール可能な輪郭のある低音を感じました。

として、大好きな順
1.88760
2.8412
3.2534
と、判断をしたのですが、、、

後にこの3本で比較した際には、

大好きな順
1.88760
2.2534
3.8412
と、変化したのでした。

88760との比較無しに、8412と2534を比較した際、2534の良さがわからなかった。





★ 本題として、プロフェッショナルのミュージシャン、プロフェッショナル並みの活動をされていらっしゃるミュージシャン、音楽関連の作業をされる方々から伺った主なご意見を書き出します。【※】は、わたしの追加意見。

 ☆BELDEN 88760派
  ・家じゃ全部88760
  ・全部88760に替えちゃいたい。
  ・他の物とは比較にならないよ。
  ・この価格帯の音ではない!この音でこの値段は安い!
  ※わたしも、家じゃ全部88760。速いし、硬いし、太いし、ツヤツヤ。
   EQもコントロールしやすい。

 ☆mogami 2534派
  ・家じゃ全部2534
  ・2534がBESTでしょ。2534が素晴らしい。
  ・えっ!? 普通2534でしょ? 
  ・だって、2534がイイって聞いたよ。
  ※自然!
   比較するとCANARE L-4E6Sよりちょっとだけドッシリ感と沈んだ感を感じる。

 ☆CANARE L-4E6S派?
  ・その辺にあるの使ってるよ。・・・よくよく聞くとCANARE L-4E6S
  ・もらってくるヤツ。・・・まぁ、おそらくL-4E6S。
  ・CANAREしか使ったことないよ。
  ※わからない。普通。まったく特色も問題も感じない。

 ☆BELDEN 8412派
  ※欧米第一のスタンダードケーブルであったはず。
   本場アメリカの音がする。とも言われていた。
   ギター、ベース、パッチケーブルとしてプロフェッショナルの方々にも利用者多数。
   こちらも 本来マイクロフォンケーブルであるが故この分野にも向いてるはず。
   オーディオマニアさん達の間でもベーシックな長年の大定番とされている。
   なのに、8412を使っていると聞いたことがない。
   わたしも以前は、mixer⇒パワーアンプ間などに使ってました。
   音が重厚で魅力的。だけど、それが嫌になってやめた。

 ☆mogami 2893
  ※これは、mogami 2534の同素材、同構造の細い版と言われているケーブル。
   2534が6mm径、2893は、4.8mm径。
   ミュージシャンではなく、音響屋さんが使うケーブル?
   そんなにまでは、ポピュラーなケーブルではない。
   わたしも最近使い始めたケーブル。
   でも、2534よりこちらの方が音良くね?スッキリしてね?と思うこともあり。







★結論!! 実用CABLE ランキング風(不完全版) ①自宅機器

第一位 BELDEN 88760 オーディオ・ケーブル選手
第一位 mogami 2534 マイクロフォン・ケーブル選手
第一位 CANARE L-4E6S マイクロフォン・ケーブル選手
第二位 BELDEN 8412 マイクロフォン・ケーブル選手

わたし的には、88760が圧倒的に大好きで、家のmixerまわり、ギターのトランスミッター、エフェクトパッチケーブル等ありとあらゆるところに使ってますが、これら世界的な大定番品であればどれでも正解なのではないでしょうか?
でも、音、みんな異なります。
音源 ⇒ mixer や mixer ⇒ パワーアンプにお使いになられると違いが出やすいかと思いますが、mixer周りでケーブル2本しか使わない。なんてことあり得ず、例えば、10本使ったとしたら、品番によって音は随分と変わってくるかと思います。

わたしは、現時点 88760,2534 推しですが、『いや、L-4E6SがBESTだよね。』という正解もあり得る気がしています。

BELDEN 8412を第四位と表記しなかったのは、ダメじゃないから。良い品だから。
音源を、重低音重厚且つ低音の解像度も高い舶来物の高級AUDIOで楽しむ際などやはり大変魅力的なのではないでしょうか。

どうなんだろ?
巷でよく使われている舶来物のPA ミキサーも、近年の国産デジタルミキサーも、
音がフラットなんてことはなくて、多少なりともドンシャリ傾向にあるかと思うのですが、ここに8412ばかりをつかっていくつかの楽器や歌を重ねたら、低域の混濁感が結構出てきてしまうのではなかろうか?なんて想像したりしちゃいます。


思っていた以上に長くなってしまった。
こりゃ次回も大変だ😂
このシリーズの次回は、② エレアコ、エレガット・ケーブル編です。

実は、エレガットについては、先日 おふたりの凄腕プレイヤーさんにお試しいただいてまいりました。かなり核心に近い結論をお伝えできるかと思います。こうご期待♪






★次回は♪
【雑談カントク】2月のSALEご案内!! 第二弾!!

★前回の記事へ⇒
LIVE HOUSEの音作りの件♪ 【雑談カントク】は、海釣り入門BLOGです。





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