さあ、バンドをはじめよう!⓪ 燃えろ!! ロッケンロールデザイアー!!

 

ギター、ベース、ドラム、、、
もういちどヤればイイのに!!

ヤってみたいなぁ、と思いながら
チャンスを逃し続けて大人になっちゃった方、
ヤればイイのに!!




とは言うものの、、、なかなかねぇ、、、

かくいう私も、社会人になってから40歳になるまでBand活動はしませんでした。
私、16年間も楽器業界に居た!Guitarも売っていた!のにもかかわらず!!

そりゃぁ、家でGuitar弾いてましたよ。
誰か遊びに来たら一緒に弾いたりもした。
まれに、同僚達とスタジオに入ったりはした。

が、バンド活動はしてなかった。

一般の社会人の方にはなかなかハードルが高い。それも当然だ。


私の場合は、Salsa,Cuba音楽にハマってLiveやClubに通いまくってるうちの40歳頃に
Cuba音楽【Son】の演奏活動を始めてしまった。

と、思ったら、、、
同時期、同様にSalsa,Cuba音楽にハマってる、或いはSambaやBosa Novaにハマってる
同世代の人々が演奏活動を始めだした。

Band経験者も、全く初めての方もだ!!

と、思ったら、、、
中学、高校、大学時代の友人達も再びGutarを手にしはじめた!!

ほぼ、どいつも&こいつも。

学生時代は弾いていなかったはずの友人達も手を出し始めた!!

え!? そうゆうものなの!? とも、
当然だ!! とも思った。

ヤれば、イイ!!

Keep on rockin'!!


私の場合、Cuba音楽【Son】のBand【Ukkari☆Son】は18年くらい続けて現在に至るんだけど、ヤってればまた、20歳の頃にヤりたくてもできなかったFUNK Bandをヤりたくなってしまった。高校生の頃 夢中で活動したRockもまたヤりたくなってしまった。

そしたら、昨年突然FaceBook経由で『うちのFUNK Bandに入らない?』とお声掛けが届いた。即加入!!

高校の同級生から、『年末にLIVEやるけど出ない?』とお声掛けが届いた。
即高校時代のBand仲間達に連絡をとって再始動!!


結局、ヤるのさ♪

ヤりたいんだから。

No hay tiempo!!

林君!いつやるんだい?


本当は、Band ヤりたい心が炭火みたいに、
いつでも全力で燃えることを夢見ながらジリジリしてる方へ
次のエピソードをお伝えしたい。


私、楽器業界在籍16年の中の4年間、百貨店内の楽器売り場に居ました。
百貨店内とはいえ、Gibson Historic Collection、Fender Master Buildersから、Marshall, Fender,SunnのAmp.、Martin、Ovation、管楽器などを扱っていた。

生ピアノは扱っていないものの各社デジタルピアノの扱いがあった。

実際に楽器を日常的に弾かれる方の為のギター小物や交換パーツ、ドラム小物、管楽器小物、楽譜を充実させた使えるお店だったはず。

店舗の外枠にデジタルピアノを並べて、その内側にギター・ベース・アンプコーナー、管楽器コーナー、パーカッション、DJ機器、小物コーナー、奥の壁一面に楽譜棚を設けているスタイル。


以下、4年間に似たようなことが何回もあった。
その、特に印象的だったご家族のお話し。


『あの人また来てるね。』

平日の昼間、遠巻きにデジタルピアノを眺めている女性を横目にひとりの女子店員が言う。

日常的な光景。警戒心丸出しで、お嬢さんのピアノを下見に来てるママさん。

声を掛けると逃げちゃうから、『こんにちは~。』って1回言うくらい。
お顔は覚えておく。

何回か遠巻きの下見に通ってくれるうちに、徐々に近づいてくる。

近づいてくる度に、女の子連れだったり、男の子も一緒だったり、おばあちゃんも一緒だったり人数も増えてきて、だんだん質問などしてくれるようになる。


機能の話しをすれば、驚いてみせてくれるが、まず、耳に残った様子にはならない。
そんなことより、生ピアノの代用品としてのメリット・デメリットと金額の比較。
配送・組み立てのサービスのお話し。
パパの体重を聞いて、デジタルピアノの重さと比較してあげるとだいたい腹が決まる。


そして休日、
パパ、ママ、おじいちゃん、おばあちゃん、女の子、男の子大集合で上機嫌にやって来る。
だって、デジタルとはいえ、ピアノ買いに来たんだもの。晴れの日だよね。

おばちゃん、特に上機嫌で喋る 喋る。
パパだけは、お店の外枠 電子ピアノの向こう側を居場所なさげにうろうろ。


デジタルピアノご成約。


以降、ママさんは、ひとりでor女の子連れでピアノの楽譜を買いに通ってくれるようになる。

そうしてしばらくしたある日の休日、久しぶりに家族総出で笑顔で登場。

男の子がマーチングバンド入ったからとトランペットを買いに来てくれた。

また、しばらくしたある日の休日、また家族総出で笑顔でやってきて、
おじいさん『ウクレレを買いに来た!』

また、しばらくしたある日の休日、また家族総出で笑顔でやってきて、
おばあさん『オカリナ吹いてみたいの。』

素敵な仲良し家族。
みんなで音楽と楽器のお話しとかするんだろうぁ。
楽器商人の楽しさ嬉しさ。
個人にピアノ売ったり、ギター売ったりだけじゃない。
ご家族がお客さまになっちゃう。


パパだけは、お店の外枠 電子ピアノの向こう側を居場所なさげにうろうろ。


また、しばらくしたある日の休日、また家族総出で笑顔でやってきて、
ママさん、とても恥ずかしそうに
『あのぉ~、、、すみません、、、私、フルートやってみたかったんです。』

もぉ、店員たちとすっかり仲良くなってるから、
『おかあさん、やりましょう!』『やろう!やろう!』超楽しい大騒ぎ!!

あれこれ悩んで決めて、お会計。

いつもの様にパパだけは、お店の外枠 電子ピアノの向こう側を居場所なさげにうろうろ。

近寄っていって、『いつもありがとうございます。』
と当たり障りのないひとこと、ふたこと。

ほんの何年かの間に家族総出で何度も来てくれて、とても嬉しそうに楽器を買ってくれる。
店員たちみんなにとっても、大好きなご家族になっちゃってる。

閉店のレジ締めしてる時に、女子店員がぽつりと言う。

『あのお父さん、本当は、ギター欲しいんじゃないかな~。』

『よくわかったな!俺も絶対にそう思う!』

いや、既に店員達全員がそう感じてた。


そして、その日はやってきた。


ある休日の夕方、
あのパパさんが男の子だけを連れてやってきた。

軽く挨拶して、不自然にうろうろした後、
吊るしてあったFender Stratocaster の前で停止。

近づいていくと、
『若いころ、欲しかったんだけど、買えなかったんだよ。』と小声でポツリ。

パパさん、ちょっとウルってしながら遠い目、無表情。

なんも言えない。ただひたすら号泣我慢する俺。

店員全員、そっぽ向いて、下向いて作業してるフリ。
いかにも耳ダンボ。

『いいから!パパ買え!いいよ買っちゃえ!パパのギターだ!!』
って、店員達の熱い心が叫ぶ声援が聴こえた。



『若いころ、欲しかったんだけど、買えなかったんだよ。』も、
何度も何度も聞いた。

憧れの楽器に対する想いは、みなさん半端なくて、
伝わると、楽器店員は、本気でしか向かい合えなくなっちゃう。

それ、当たり前。

歌いたい!
奏でたい!
踊りたい!とかって、
太古から人間にインストールされちゃってるんだもの。


その機能、多少なりとも使わないと、バランス崩れちゃうかもしれません。

いや、壊れるってば♪







★次回は♪

さあ、バンドをはじめよう!① 楽器の学習と練習


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テンヤ太刀魚 初釣行!!

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