プロフェッショナルとアマチュア
アマチュアでも人前で演奏する際には、
いらしてくださったお客様にチケットをご購入いただく場合があります。
主催者さんからギャラを頂戴する場合があります。
アマチュアあるあるで、
『お金を頂戴する以上、プロと一緒なんだから。』
と、場慣れしてないバンドメンバーからの発言に出会うことがありました。
今は続いていない昔のバンドで何度かありました。
私、コレ、とても違和感&とても嫌。
わかるけど、嫌。
一緒じゃない。
プロフェッショナルとアマチュアの違いは、実力差。
それも、天と地とほどかけ離れた実力差。
高校時代も、
市民会館等でのアマチュア バンド イベント等に呼んでいただいた時に
150円とか200円のチケット代が発生したことがあった。
『お金を頂戴する以上、プロと一緒なんだから。』は、
泣きたいくらいに悲しくなっちゃったんだよね。
違うよ。って。
あの雲の上の人達と俺達はまるで違う。
お金をもらう以上は、できる限りのパフォーマンスをするべきだよね。
お金をもらわなくったって、
人前で演奏するからには、できる限りのパフォーマンスをするべき。
は当然。
でも、本番の演奏に至るまでにも、
練習もしなくちゃならないが、
メンバー間で打ち合わせも重要、
主催の方や、会場の方とも打ち合わせが必要、
機材も整えなければならないし、
集客もしなくちゃならないし、
集客にはアイディアも必要、
写真も撮って、チラシも作らねばならないかもしれない。
集客の文言も重要。
いろんな準備や調整が必要、
心構え、心配り、気配り、注意を払うことが必要。
少々強引に時間を使って練習してきたのに、
弾けない、歌えないもある。
アマチュアだからこそ、見逃してもらえるそこは、
致し方ない。ご愛敬。
でも、その場その場でできることが沢山ある。
機材を正しく使えば、機材は助けてくれるが、
気づきがなければ、トラブルが発生する。
マイクロフォン スタンド、譜面台、足下のケーブルの捌き、
スタンド類はカッコ良く立てねばならないし、足元の見た目も重要。
上手くコミュニケーションがとれれば、
PAさんも より注力して助けてくれる。
MCが苦手なら、多少は考えてこなければならない。
お声掛けして、いらしてくださったお客様対応を疎かにしてはならない。
ライブハウス等の飲食店なら、
お店の方々の迷惑にならぬ様、
ご意向や習慣を感じ取って対応もせねばならない。
対バンさんへのご挨拶や心配りも大切。
バンドメンバーお互いの気遣いも大切。
バンドメンバーお互いがノせ合うことも大切。
お互いに冷静でいることも大切。
緊張は、致し方ないが、
舞い上がったら、それで おじゃん。
初心者でも、下手でも、練習不足でも、
お互いと周囲の方々の印象を変えられることが沢山ある。
結構大変。
ある程度の慣れと経験が必要。
プロの方々とは、実力差があり過ぎて、
プロ立場の感覚なんてわからない。
でも、アマチュアサイドから眺めてわかることがある。
少なくても、プロの方々は、
パルスもピッチも正確!
よっぽど特殊でない限りは、初見で弾ける。歌える。
その上で、多彩な表現力を示すことができる。
他のプレイヤーさんに呼応して表現できる。
合わせることも、引っ張ることも、驚かすこともできる。
引き出しがたぁ〜くさん。
オーディエンスを、技巧や音色で
驚かすことができる。
うっとりさせることができる。
魅了させる。
踊らせることができる。
歌わせることができる。
その場で新しい音楽を生み出すことができる。
教えて、作曲して、アレンジして、写譜して、演奏して、レコーディングして、企画して、調整して、告知して、経営して と複合的に活動されてらっしゃる。
音楽活動以外の芸術活動や商売もなされているかもしれない。
背景には、死に物狂い命懸けの練習があったであろうし、
今も練習を続けているのであろう。
プロフェッショナルの方々の演奏を
聴いて&観て その何億光年も離れた実力差を感じることは大切だと思う。
劣っているポイントに沢山気付かなければ進めない。
同じような立場のアマチュアバンドを聴いて&観て、
良いところから学ぶ、&ダメなところから学ぶも大事。
ただ、プロになるよ様な方々の場合、
そうした実力差を気にせず猛進しちゃう気質も大事なのでは?とも思う。
プロフェッショナルと、アマチュアは全く違う。
大谷翔平さん、近頃5打席ノーヒットとか結構あって、
どぉ~しちゃったんだろ?下手くそになっちゃんたんかな?
今日は、うちの娘が打席に立っても同じ結果だったな。と。
前人未踏の50本塁打&50盗塁に手が届きそうな成績を積み上げている
リハビリ中のピッチャー。
全く意味がわからない。
大谷翔平さんは、人類唯一の存在で極端すぎるけど、
プロフェッショナルって意味の分からん実力を備えている方々だと思う。
対して、アマチュアは、アマチュアでイイよね!
仲間達と、公園でソフトボールを楽しむような感覚で楽しんだっていいし。
神社のベンチで車座になって演奏したっていい。
家でこっそり弾いててもいいし。
子供の頃憧れたものの手に入れられなかった
ドラムセットやトランペットに手を出してもイイ!
LIVE HOUSEに出たって、イベントやコンテストに出たっていいし。
上達を目指したっていいし、楽しむだけでもいいし。
長くやってりゃアマチュア プライドも育ってきちゃうが、
あらたな謎にも気付いたりなんかして、いつまでも終わりなく面白い。
いやいやいや、
日本人は、もっともっと家族や親戚や知人友人の前で
歌って、弾いて、吹いて、叩いて、踊っていいと思う。
プロもアマも無かった太古の昔から人類にインストールされてた機能は使うべきだと思う。
使える機能は使わないとバランスが崩れてしまう。
★次回は♪
野球ネタ。
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