続 Guitar Cable 弾き比べ !! ちょっと異例な第2弾 !!
昨年末、こちらの【雑談カントク】に書きましたところ、大変なご好評をいただきました件、
【雑談カントク】Guitar Cable 7本+1本 渾身の弾き比べ!!
最も特筆すべきは♪
CANARE GS-6は、やっぱり素晴らしいケーブルであったということ。
どなたさまも一度はお使いになられたことのあるケーブルだからこその盲点か!?
Neutrik Gold Plated Plugとの組み合わせで本領を発揮してくれました😍
わたし自身あれ以来ワイヤレスを使わずにエレクトリックギターの日は、GS-6 w/Neutrik NP2X-Bがメインのケーブルになってしまいました。優れモノのです❗
エッジが立つ、抜けが良く、明るく、5,6弦がブリッとしてくれるところがとても気に入りました。
さて、あれ以来、もうひとつ気になることが、、、
BELDEN 8412、mogami 2534 このふたつは、本来マイクロフォン用のケーブルであるのにも関わらずギタリスト達に多く愛用されています。
メーカーさんには、ギターケーブルとして推奨されている様子がないにも関わらずです。
mogami 2524 , CANARE GS-6 , BELDEN 9778 , 9395が、ハイインピーダンスの楽器用、つまりエレクトリックギター、エレクトリックベース用 の1芯シールドケーブルであることに対して 8412、2534は、2芯,4芯のマイクロフォン用のシールドケーブルなのです。
構造からして異なります。
コレって、なにか片手落ちな気がしませんか?
ということで❗
Guitar Cable 弾き比べの続きを行いました🔥
今回の主役をご紹介します👆

CANARE L-4E6S 4芯マイクロフォンケーブルさんです。
CANARE L-4E6Sは、
我々が目で見て思うところの範疇では、mogami 2534とほぼ同じ構造。
mogami 2534と同様か、おそらくはそれ以上に世界中の放送局、報道、レコーディングスタジオで採用されているマイクロフォンケーブルです。
なのに、BELDEN 8412やmogami 2534の様にGuitarやBass様に使っているという話をほぼ聞いたことがありません。なぜだ!?!?!?
次の写真をご覧ください。
被膜をはがした状態 → 編み状のシールドを解いてまとめた状態のCANARE L-4E6Sです。
GS-6もですが、CANAREさんのケーブルは、ともかく美しく、素材の感触もとてもしっかりしているのです。コレッ!! ダメなはずがない!! なぜだ!?!?!?
ただし!! ①
マイクロフォンケーブルとして、mogami 2534とCANARE L-4E6S を比較したことがあります。あくまでもマイクロフォンケーブル1本として比較した際、わたしにはその音の違いが判別できませんでした。マイクロフォンに対する声の角度と距離のムラ、発声そのもののムラが出ちゃうので品質の差を確認できませんでした。
ただ、CANARE L-4E6Sばっかりを使用してPAの作業を行った時よりも、mogami 2534ばっかりを使用してPAの作業を行った時の方が低音の重厚さが少し増して若干のドンシャリ傾向になるように感じています。
ただし!! ②
実は、わたし、すっとぼけてましたが、40年前、高校を卒業した頃からしばらくの間、CANARE L-4E6Sをギターケーブルとして使っていました。GS-6より音が太くなると先輩から聞いたからです。秋葉原へ行って、L-4E6SとCANAREのプラグを買ってきて組み立てて使ってました。GS-6より太いなぁ~♪GS-6より良いなぁ。と思って使ってました。それ以外に選択肢もなかったですから♪
今回の比較は、この5本で行いました。
本来は、マイクロフォンケーブルであるところの、
・BELDEN 8412
・mogami 2534
・CANARE L-4E6S
と、
本来からしてギターケーブルであるところの、
・mogami 2524
・CANARE GS-6
検証の条件は、前回と同様。
ギターは、コレ。PRS Custom24 35周年モデル
アンプは、コレ。Fender Super Champ
アンプ直、Gain 3 , Treble 3 , Bass 3 , Reverb 0 , Master 3 , Mid Boost on
クリーントーンで検証。その後、軽く歪ませて検証。
ケーブルのPLUGは、全てNeutrik NP2X-BかNP2RX-B
☆検証開始
だって、確認作業になっちゃったし、期待は、期待したところに現れなかった😆
こうご期待😍
安心のカッコイイ音♪
まさにGuitarの音♪
この抜けの良さ、スピード感、軽さがイイ♪
この抜けの良さも、
この輪郭の良さがもたらす太さも、
mogami2524でなければダメっ!! って場面が必ずある♪
ほらっ、LOWもしっかり出てますよ♪ 鳴ってますよ♪
★CANARE GS-6 1芯ハイインピーダンス楽器用ケーブル
うわっ!! やっぱコレだ!! 散々あれこれ使ってきたけど、今はコレっ!!
エッジがここしかない!!という気持ちイイところに立つ!!
不思議なことに、軽く明るいと思ってたmogami 2524より明るさを感じる。
mogami2524より、5,6弦がブリブリッ!! と鳴るところがイイ!!
これは、パーフェクトなGuitar Cableかもしれない。
ただし、あくまでも Neutrik NP2X-B仕様❗
★BELDEN 8412 2芯マイクロフォン用ケーブル
これは、ズルい。
mogami8412は、いつもカッコイイ音がする。
ドンシャリ、ツヤツヤ、パワフル。
ミッドの艶やかさは、このLOWありきのものと思われる。
されど、存在感あり過ぎなイガイガムリムリ感が、時と場合によって嫌なんだよなぁ。
★mogami 2534 4芯マイクロフォンケーブル
敢えて言うなら、特徴の無い、おとなしいケーブルに思えてしまうこともあるくらい。
普通。安心感。
なんだけど、抜けはイイし、バランスはイイし、文句なし。
が!CANARE L-4E6Sと比較したら、今までになかった感想が芽生えてしまいました。
CANARE L-4E6SよりLOWが出てる。
逆にCANARE L-4E6Sより明るく聴こえる。
GS-6,2524の対比とは逆の傾向。
微妙なドンシャリ傾向といえるのかも?
CANARE L-4E6Sと比較してしまったら、2534が8412に寄りの傾向に聴こえてしまった。
★CANARE L-4E6S 4芯マイクロフォンケーブル
なんの問題もなし。mogami 2534 とさほど変わらん。
風邪をひいた後のせいで耳の聴こえがが悪くなっているせいかもしれないが、大差ない。
LOWは、mogami2534の方が多い。
同じCANAREのGS-6的なエッジの立ってる感じが多少ある気がする。
なのにmogami2534の方が微妙に明るく感じた。(PAに使用した感覚とは逆の印象がした。)
この点が、2534は、L-4E6Sに比べるとBELDEN8412に寄ってるとはじめて感じた点。
このちょっとの差、L-4E6Sの方が2534より俺に合う!! イイじゃん!!
と言う方が現れる可能性はある!!
だけど、このちょっとの差のために2534をL-4E6Sに替えようとまでは思えないなぁ。
別に特段ピンとこない。
でも、素晴らしいギターケーブルとして使えるのだと思う。
そもそも、CANARE , mogami , BELDEN のレベルは高い。当たり前。
念の為!!
5種類のケーブル、ギターアンプ フル ヴォリューム & ギターの手元もフル ヴォリュームで弾かずにノイズのチェックをしてみた。
全て、ギターのピックアップが拾う意味の分からない家庭のノイズが乗るが、全てたいした量のノイズではなく、いずれも最高にノイズに強いケーブルであることを感じた。
1芯のハイインピーダンス楽器用ケーブル でも、4芯のマイクロフォンケーブルでも このあたり流石に世界の代表的ケーブルメーカーさんの証だ。
こんなギターを持ってます。
25年くらい前、一般の楽器屋さんだった当時に、3万円くらいで買ったギター。
12フレットジョイント、スロッテッドヘッド、パーラーギター。
当時、急速に市場に出てきた塗装が薄くてむりやり鳴っちゃうやつ。
あとからP-90 Type のPUとVol.Potを自分で載せたヤツ。
今月のLIVE、スチール弦のギターを使って欲しい。ソロも、ストロークも、Blues的なアプローチもしてほしい。というリクエストがあったので年末実家に帰った際に持ち帰ってきて、さっき弦を張り替えたところ。
これ、ついでにアンプに繋いで鳴らしてみました。
mogami 2524 問題なし、
mogami 2534 問題なし、
CANARE GS-6 コレッやっぱスゲー優れもの!!
っていったて、このギター見た目はアコースティックですが、マグネチックピックアップ搭載のエレクトリックギターですからねぇ。当然ですね。
ところが!!
事件は、その時起きました!!
CANARE L-4E6Sが、ズバ抜けて自然!!
アコースティックな感じが再現された!!
え~っ!?!?!? そ~ゆ~ものなのぉ~???
もうひとつの事件。笑いました。
BELDEN 8412 、
Fishmanとか、LRバックス プリアンプのイガイガ、ムリムリ、エレアコドンシャリ系の音が飛び出してきた。アメリカの音だ。
こ~ゆ~ことかぁ~。
これは、【雑談カントク】によく出てくるUkkari☆Sonで使ってるギター。
小平さんのギター。
わたし、どんなギターも同じ音になってしまう内臓プリアンプの音が嫌いなので、このギターは、サドル下のピエゾ敷いてますが、回路はパッシヴ 1vo.のみです。プリアンプは載せてません。
これを、DIで自宅mixerに繋いでL-4E6S TESTしてみました。
むむむ、、、
CANARE L-4E6S ナチュラルだぞ!!
ナチュラルだと思ってたmogami 2534がやっぱりドンシャリ傾向に聴こえてしまうぞ!!
☆結論
mogami2534 とCANARE L-4E6Sをマイクロフォンケーブルとして比較した場合、
1本のケーブルとして、わたし的には音の差異を感じれません。
であるならば、より取り回しの快適なCANARE L-4E6Sの方が安心してお薦めできる。
だけど、沢山のマイクロフォン ケーブルを使用する際には、2534の方がより重厚な音がする。と考えていました。
L-4E6Sは、Guitar Cableとして使えないの?みたいな疑問からの検証だったのですが、
mogami 2524の様な特別抜けの良いケーブルは求めない。
ドンシャリ傾向のケーブルを求めない。
よりナチュラル指向の方に、このCARARE L-4E6Sは、大命中する可能性があるのではないでしょうか?
☆余談的検証
わたし、もうひとつ考え込んでいることがあります。
詳しくは、またそのうちに挑戦したいのですが、
低音がより鳴ってしまうBass用途Cableに対するうさん臭さを感じています。
低音が膨らんでしまう印象のケーブルを懐疑的に感じてしまうのです。
ワイドレンジで、スルーレイトが速くて情報量が多いから、
一瞬刃物のように硬く冷たく感じてしまうのだけど、
結果として太くて強い音がしっかりと鳴る。が正解だと思っています。
膨らんでしまう低音なんて、
湯切りの充分ではないラーメンの麺のまわりのびわびわの不味いところ同然なのでは?
昔は、ベースプレイヤー達も普通にCANARE GS-6を使ってた。
ベースの最低音をちゃんと弾いていた。
むしろ、低音の膨らまないケーブルを使用して、指先のタッチでしっかりと最低音を鳴らした方が、あらゆるポピュラーミュージックの実態がダンスミュージックであるという核心に届きやすいのでは?と考えてしまうのです。
ケーブルなんて、こだわり過ぎちゃうとバカバカしくなってきます。
されど、実用的な範疇の中で固定式のトーンコントローラーとしてチョットの差が、大きな快適さに繋がってくるのも事実。
今日のGuitar Cable 肩透かしに見えて、また面白い気付きを得ることができました😍
★次回は♪
【雑談カントク】ケーブルの8の字巻きについて♪
★関連項目
【雑談カントク】Guitar Cable 7本+1本 渾身の弾き比べ!!
【雑談カントク】編集後記!! ~Guitar Cable 7本+1本 渾身の弾き比べ!!~
【雑談カントク】楽器、マイクロフォン、オーディオ ケーブル ( シールド ) の おすすめ ① プラグ編 前編
★前回の記事へ⇒
【雑談カントク】ページターナー カスタム♪
mogami2534 とCANARE L-4E6Sをマイクロフォンケーブルとして比較した場合、
1本のケーブルとして、わたし的には音の差異を感じれません。
であるならば、より取り回しの快適なCANARE L-4E6Sの方が安心してお薦めできる。
だけど、沢山のマイクロフォン ケーブルを使用する際には、2534の方がより重厚な音がする。と考えていました。
L-4E6Sは、Guitar Cableとして使えないの?みたいな疑問からの検証だったのですが、
mogami 2524の様な特別抜けの良いケーブルは求めない。
ドンシャリ傾向のケーブルを求めない。
よりナチュラル指向の方に、このCARARE L-4E6Sは、大命中する可能性があるのではないでしょうか?
☆余談的検証
わたし、もうひとつ考え込んでいることがあります。
詳しくは、またそのうちに挑戦したいのですが、
低音がより鳴ってしまうBass用途Cableに対するうさん臭さを感じています。
低音が膨らんでしまう印象のケーブルを懐疑的に感じてしまうのです。
ワイドレンジで、スルーレイトが速くて情報量が多いから、
一瞬刃物のように硬く冷たく感じてしまうのだけど、
結果として太くて強い音がしっかりと鳴る。が正解だと思っています。
膨らんでしまう低音なんて、
湯切りの充分ではないラーメンの麺のまわりのびわびわの不味いところ同然なのでは?
昔は、ベースプレイヤー達も普通にCANARE GS-6を使ってた。
ベースの最低音をちゃんと弾いていた。
むしろ、低音の膨らまないケーブルを使用して、指先のタッチでしっかりと最低音を鳴らした方が、あらゆるポピュラーミュージックの実態がダンスミュージックであるという核心に届きやすいのでは?と考えてしまうのです。
わたし、もうひとつ考え込んでいることがあります。
詳しくは、またそのうちに挑戦したいのですが、
低音がより鳴ってしまうBass用途Cableに対するうさん臭さを感じています。
低音が膨らんでしまう印象のケーブルを懐疑的に感じてしまうのです。
ワイドレンジで、スルーレイトが速くて情報量が多いから、
一瞬刃物のように硬く冷たく感じてしまうのだけど、
結果として太くて強い音がしっかりと鳴る。が正解だと思っています。
膨らんでしまう低音なんて、
湯切りの充分ではないラーメンの麺のまわりのびわびわの不味いところ同然なのでは?
昔は、ベースプレイヤー達も普通にCANARE GS-6を使ってた。
ベースの最低音をちゃんと弾いていた。
むしろ、低音の膨らまないケーブルを使用して、指先のタッチでしっかりと最低音を鳴らした方が、あらゆるポピュラーミュージックの実態がダンスミュージックであるという核心に届きやすいのでは?と考えてしまうのです。
ケーブルなんて、こだわり過ぎちゃうとバカバカしくなってきます。
されど、実用的な範疇の中で固定式のトーンコントローラーとしてチョットの差が、大きな快適さに繋がってくるのも事実。
今日のGuitar Cable 肩透かしに見えて、また面白い気付きを得ることができました😍
★次回は♪
【雑談カントク】ケーブルの8の字巻きについて♪
★関連項目
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【雑談カントク】楽器、マイクロフォン、オーディオ ケーブル ( シールド ) の おすすめ ① プラグ編 前編
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