続、不思議な不思議なマイクロフォン。
不思議な不思議な不思議な不思議な不思議なマイクロフォン。
今日は再び、【雑談カントク】でも特にPVの多いマイクロフォンのお話し。
そして、やっぱり人気の高い毒多めの内容です。
尊敬する毒蝮三太夫さんや高田純次さんの様に毒を吐けたらどんなに幸せか😎
マイクロフォン、声からズレた、外れた状態で歌える?
まず、無理だよねぇ?
むしろ、無意識に近づきすぎちゃったり、声入れすぎちゃったりで、雑にドンッ!!と出ちゃって、ああ😮とビックリ&反省することの方が多くね!?
というのが、上手かろうが、下手であろうが多少なりともの経験者の感覚だと思う。
生まれて初めてアマチュアバンドで歌ってみたレベルの初心者さんの初日であれば、思ったより大きい音が出ちゃって恥ずかしくて、ビビって声を入れられない。ってのは、わかる気がする。歌ぐらい普通に歌えると思ってたものが、上手に歌えなくて混乱してビビる。ってのもわかる。単純にやっぱ、恥ずかしかった。ってこともあるかもしれない。
アガって、喉が渇いて、固まって、詰まって声が出ないとかもあるかもしれない。
が、リードヴォーカルであろうと、コーラスであろうと、そこにマイクロフォンが立ってる限りは、積極的に声を入れないと一緒に演奏してるメンバーにも、お客さんにも、PAさんにも声は届かない。そして、自分にも聴こえない。
自分で歌ってる感覚には意味がない。
一緒に演奏してるメンバーが、お客さんが、PAさんが聴いてるスピーカーから出た音が全て。そして歌ってる自分自身もスピーカーから出ている音を聴けてないとピッチが下がっていても、アタックが遅れていても自覚できない。いやいや音量が適正かどうかさえも判断できない。
マイクロフォンの使い方は、奥が深くとても難しい。特殊な使い方もある。
しかし、基本的な使い方は、慣れれば簡単。意識できれば今日から簡単。
ただし、やっぱり気をつかい続けなければならないもの。
・マイクロフォンの前で歌えば、勝手に音を拾ってくれるもの。
・際限なくヴォリュームを上げられるもの。
といった誤った認識は、まず捨てていただかなければならない。
★全国の健全な青少年
高校生の頃、ロックバンドを組んで練習スタジオに入った。
先輩達のリハーサルについて行って見学したことがあったから、スタジオの要領はわかった。
男の子達は、mixerとかも抵抗ない。いじってみたい。
まず、今日のリハーサルを成功させたいから、正しく使おうとする。
怖いもの知らずで思った通りに行動できちゃう高校性は、変な使い方もしない。
ところが!!
ヴォーカルである自分の声が聴こえない!!
ドラム、ギター、ベースにかき消されて全くと言っていいほど自分の声が聴こえない。
ドラム、ギター、ベースは、音がデカいものだと認識してる。
だってロック!! 音がデカい!!
ヴォーカルマイクロフォンの音量もハウリングすれすれのMAX!!
だから、なんとか声をマイクロフォンに入れようと、デカい声!!
マイクロフォンに口がくっついちゃいほど近づける。
そして、ちゃんと声が入る角度を探してなんとか自分の声が聴こえる。
全国の健全な青少年達は、そうして自然とマイクロフォンの使い方を覚えた。
わたしにも高校大学時代があったが、
『マイクロフォンの使い方が間違ってるから、お前の声が聴こえない。』なんて言われるヤツは居なかったと思う。
実際、『ヴォーカルの音小さいなぁ~。』と思うことは常時であったはず。立派な機材で演奏してるわけもない。でも最大限の努力をして声を入れようとしてる姿をみてるから文句が出るわけがない。
これ、たいしたことではなくて全国の青少年の当たり前。
★全国の大人アマチュアバンド
大人になって、いや、充分におじさんになってから、
わたしの場合は、Ukkari☆Son というCuba音楽のSONを演奏するグループをはじめた。
メンバーの半数以上がバンド形態未経験者であった為、マイクロフォンスタンドの立て方から、マイクロフォンの向き&距離から説明をした。
声入らなかったら、口つけちゃってイイよぉ。みたいな感じで。
<参考> まぁ。こんな内容。
【雑談カントク】さあ、バンドをはじめよう!⑥譜面台とマイクロフォンスタンド
全国の大人アマチュアバンドのみなさん、どうでしょ?
↑この流れ みなさん一緒でしょ?
みんな素直に実行しようとしてくれた。
だが、まぁ、そう簡単に慣れるはずもなく、
まずスピーカーから出てる自分の声を聴くことができない。
「おっとぉ!? まず、自分の音をよく聴いて!!」
「聞いてるよ♪」
「いや、そうじゃなくてスピーカーから出てる音をもっとよく聴いて!!」
スピーカーから出てる自分の声を聴くことができないから、声がマイクロフォンから外れてもわからない。マイクロフォンが外れたまま進行してしまうし、ピッチが下がってもリズムから遅れてても自覚できないままになってしまう。
そこから少しずつ慣れていった。
大人は、どうしても時間が掛かってしまう。
いや、Ukkari☆Son達は、優秀ですよ。
同じような他の大人アマチュアデバンドデビューの人達と比較したらまぁまぁですよ♪
★諜報活動!?!?!?
わたし、たいした知識も技術もないながらPAの請負いもしているし、わたしが楽器業界出身であることもみな知ってるし、交友関係もまぁまぁ広いから、この辺のこと、ものすげぇいろいろな人達と話す。
・うちのヴォーカルがわかってくれないから説明してほしい。なんで!? 俺が!? 嫌👊
俺が言ってたとかって勝手に言うなよ👊
・PAしてて、既にハウリング寸前なのにヴォーカルあげてくれと言われても大差ない事しかできない。音は悪くなる😎
・バンドさん、極限まで音量を抑えてくれているのに、もう少しヴォーカルあがりますか?と言われ、そしてバンドさんに知らんぷりされたら、わたしお手上げ😂
・まさにSalsa Live とか、バンド大所帯、爆音。最後にデスカルガ(Latin Jam Sessionのこと)。ヴォーカルが何人か飛び入り。ほとんどのみなさんが、マイクロフォンの使い方に無神経で声が入らない。俺のせいじゃないからね😁 だけど、「 客席からみたら、なんであの人マイクロフォンを 口に近づけないんだろ?」ってシンプルに見えてしまう。
基本、ダイナミックマイクロフォンは、声を出す方向へまっすぐにマイクロフォンの軸を合わせてほしい。
真っ直ぐ前に向かって歌うのなら、口の前で地面と並行に構えてほしい。
でも、大抵の人は、これを言うと
口の前ではなく顎の前にマイクロフォンを構えてしまう。
目で見て、口の前にマイクロフォンを持ってこようとすると、マイクロフォンは、顎の前にきてしまう。たぶんそうゆうものなんだと思う。
これでは、マイクロフォンは、充分に声を拾ってくれない。
ご自身でスピーカーから出てる声を聴けてないから、もうそれでお終い。
自分で修正できない。
充分に拾えてないから聴こえない。
聴こえないから、さらにズレても気がつかない。
周りで見てる人は、角度云々とは思わないまでも、
『あの人の声聴こえない。マイクに向かって歌えばいいのに。』
『あの人の声聴こえない。マイクにもっと近づけばイイのに。』って思ってながめてる。
『課長!声聞こえないんで、マイクもっと近づけてください!』って言われる人がいるが、あれと同じ状態。
残念😭
マイクロフォンの使い方が間違ってる人は、マイクロフォンの使い方について聞いてこないし、サウンドチェックの時でさえ、『マイクロフォン、このくらいの距離で大丈夫ですか?』とかもない。
わたし、サウンドチェックの時、PAさんに結構聞く。
『マイクロフォン、このくらいの距離で大丈夫ですか?』
そう言えば、PAさんは、「ああ、基本このくらいで歌ってくれるのね♪ だったらGainは、このくらいでイイかな♪ 低音カットしなくてもいいかな?」と判断してくれる。
あ、そういえば、先日入れ替え制のステージ、セッティング中に時間になっちゃって、セッティング自体お客さんに対してMCしながらセッティングしてたくらい。PAさんにサウンドチェック無しでスタートしちゃってイイ?。って聞いてスタート。1曲目演奏してる途中のコーラスの時、マイクロフォンがハウリング寸前で音がハネちゃってることに気づいた。
ああ、極限超えて上げちゃってるんだ。と思って「PAさん、私のマイクロフォンちょっとGain下げて。」って言って、自分は、マイクロフォンに近づいて大きな声で歌った。これで、解決♪イイ音♪
PAさんは、ただ座ってるだけでなくて共同作業者だし、
わたしは、どこにでもいるレベルのアマチュアミュージシャンだけど、一緒に作業してくれる人は、アーティストだと思った方が良い。
この件、【雑談カントク】で空中向かって言うから言えるけど、
面と向かって誰かに言うのは、気をつかうから嫌なのよ。
全く自覚ない人、軽く考えている人、バンド全体の音として考えられない人に言ったって喧嘩売ってるようにとらえられてしまうし、私、上手いし&経験者だし!みたいな態度をとられかねない。よそのバンドの不仲原因に介入したくないもの。
バンドさんの音がデカくて歌が聴こえない時なんかはまだ言える。その場合、バンドさんに自覚があるから。『もしかしたら、デカいかなぁ〜?でも、デカい方が音イイし、気持ちイイし。』って思ってるから、『ちょっとぉ〜、バンドさんに音量落としてもらいましょうかぁ〜?』とかいうと、バンドさんから『あ、やっぱりぃ〜?』なんて返答があるもの。
むかし、ある時、マイクロフォン ズレっぱなしで怒鳴って歌ってる女の人が居て、それとなくやんわり教えたの。
その時、無反応だったんだけど、自分の声がマイクロフォンに入らない自覚はあったみたいで後日聞いてきた。
さらに後日見掛けたら、マイクロフォンの向きや距離は大分よくなってたんだけど、相変わらずおっかない顔して怒鳴って歌ってて、怒鳴り声がマイクロフォンに入りまくってた。
あ〜、やっぱりこの人自分の声聴こえてないんだなぁ。と思った。
大昔、某所、そのお店のオーナーでまだ演奏経験の浅かった人、
今、楽器をはじめたばっかりの人、
&へたっぴいな私の3人で練習をしたことがあった。
そこへ、なんと!?
日本の音楽業界を支えてきて大御所のプレイヤーさんが唐突に入っていらした。
『おっ!? 練習してるの?一緒に練習しよう!』といきなり参加してくれた。
ガチガチの大緊張ですよ。
練習始まって5秒もしないうちにストップ!
今、楽器をはじめたばっかりの人に、
『まずさ、一緒に練習してくれる仲間に音が聴こえないってのは、無しだよぉ〜。』
おおお!! 真髄!! と感動!!
そうだよなぁ〜、できないのも、下手なのも百も承知。
恥ずかしいかもしれないし、勇気も必要だし、
どおしたら良いのかもわからないかもしれないけど、
まず!そぉだよなぁ〜。と思った。
歌は、難しい!!
まず、まわりにも自分にも聴こえなくっちゃ話にならない。
自分の感覚ではなく、客観的に自分の声が聴こえなくっちゃ、なにも自覚できない。発音も発声も調整できないし、ピッチもリズムも調整できない。
マイクロフォンの使い方も難しい。
マイクロフォン使い方合ってる?
って、PAさんなり、メンバーなり、お友達に聞いてみるのも大事。
聴こえない、途切れ途切れになる、音が変とか言われたら間違ってるということだ。
されど、歌そのものの難しさに比べたら、マイクロフォンの使い方なんて簡単。
まず、歌が上手い人は、マイクロフォンの使い方も上手なものだ。
自分の声が安定して聴き取れなければ上手に歌えるわけがないものね。
が!珍しい人も中にはいる。
声も綺麗だし、通るし、ピッチもイイし、アタックもイイし、歌いまわしもとても綺麗なのに、声がマイクロフォンから外れる。音量が安定しない。途切れ途切れになる。角度が安定しないから音色も変化し続けてしまう。上手いから、余計に目立つ。
紛れもなく、ご自宅のお部屋ではとんでもなく上手に歌える。だけど、スピーカーからの音を聴くことにまだ慣れてない。という状態だと思う。
往年のハードロック少年達は、みんな練習したよ。
ギター弾いて、直立不動で歌ってたら変でしょ?
例えば、左右に身体を振りながらギター弾いたら、よっぽど気を使わないとマイクロフォンに声が入り続かない。これ、練習しないとできない。
1曲の終盤は、コーラスがリフレインする中をギターソロ被せたりするでしょ?
ギターソロ弾きながら、マイクロフォン外さずにコーラス歌うのは、難しい。練習しないとできない。
歌や楽器の練習は、どこまでも続くとても大変なことだけど、とりあえず、マイクロフォン外さずに歌うことは、ちょっとの練習でできるようになるはず。
ギターを弾きながらとか、パーカッションを振りながらではなく、歌だけだったら、今日からマイクロフォンを外さずに歌えるはず。
マイクロフォンを外さず歌えるようになったら、そのうち客観的に自分の声が聴こえてくるようになるはず。
マイクロフォンの正しい角度と距離の変化を聞き取れるようになることがとても大事。
ちょっとの角度と距離で音量も音質もものすごく変化する。
まずは、マイクロフォンを真っ直ぐ口に近づけて、1番大きな音で入る位置をつかむ。
つかんだら、近づき過ぎてる状態は、低音が入り過ぎてしまうので、少しだけ真っ直ぐ離して、1番イイ音がする距離をつかむ。
そうすることによって、スピーカーからの音を聴くトレーニングにもなる。
これ、あくまでもSHURE SM58みたいなダイナミックマイクロフォンのお話し。
でも、基本。だからこその基本。
指向性のきついSHURE Beta58 みたいなマイクロフォンだったら、余計に以上の通り。
★【雑談☆カントク】youtube
vol.5【マイクロフォンの使い方】~前振り編~
vol.6【続・マイクロフォンの使い方】~ 距離と角度 ~
★次回は♪
【雑談カントク】マイクロフォン自宅練習!!
★関連項目
【雑談カントク】続 コーラス ネタ ♪ ピッチが低い & リズムが悪い。
【雑談カントク】続 マイクロフォンの使い方
【雑談カントク】Microphone Cable の長さ。
【雑談カントク】店舗 音響機器の闇 ②
【雑談カントク】SM57 と BETA57
【雑談カントク】SM58 と BETA58
【雑談カントク】楽器、マイクロフォン、オーディオ ケーブル ( シールド ) の おすすめ ③ マイクロフォン ケーブル編
【雑談カントク】さあ、バンドをはじめよう!⑦超重要!! ヴォーカル・マイクロフォンの使い方。
★前回の記事へ⇒
【雑談カントク】続 ワイヤレスネタからのチューナーネタ♪
コメント
コメントを投稿